県外へ進学した学生や上伊那で就職に悩んでいる方へ
ふるさとでの就職を考えられるような環境づくりを
地元の企業や行政、地域の皆さんと協力して様々な活動に取り組んでいます。
上伊那地域の若者人材確保事業の一環として、オール上伊那の体制(企業、経済団体、行政など)で就職活動前の学生を対象に就活準備合宿を開催。
人口減少が叫ばれる中、長野県で育った子どもたちの 進学先は8割以上が県外の学校であり、そのうちふるさと 就職をする学生の割合は4割未満だと言われています。
この合宿では、就職活動前の学生が、企業の担当者との 交流などを通して、早い段階で就職活動を考える機会とし、 あわせて上伊那地域の企業に目を向け、生まれ育ったふるさとで働き生活することを考えるきっかけにします。
少子高齢化や人口減少など、地域には様々な課題が山積しています。立場はそれぞれでも、ふるさとを愛し、ふるさとや子どもたちの未来を思う気持ちは皆さん一緒なのではないでしょうか。
そこで、郷土愛プロジェクトは「郷土愛」「人材育成」をキーワードに上伊那地域が一体となり次世代育成や地域づくりを推進するため、キャリア教育産学官交流会を実施しています。
「地域に学び、地域をつなぐ、地域の力でふるさとの未来をつくる」をコンセプトとし、上伊那8市町村の産学官組織が構成団体となり、従来の枠組みを超えて協働しながら、次世代育成や地域づくりを実践しているプロジェクトです。
キャリア教育って、職場体験学習だけのこと?エリート教育?と思われている方もいるかも知れません。キャリア教育とは、生き方教育、生き様教育ともいわれます。将来、子どもたちが社会的・職業的にも自立して豊かな人生を送れるよう様々な学びをする活動ととらえています。
グローバル社会、激動社会の中で本当に大切なものは何でしょう?英語が話せること?学力…?色々と答えはあるかもしれません。郷土愛プロジェクトでは、グローバル社会だからこそ、子どもたちの成長は「ふるさと」を大切にする気持ちを育むこと、地域と多くの関わりを持つことが重要だと考えています。
木を思い浮かべてください。たくましい大樹は、必す大地とつながり、力強い根をはっています。子どもたちが地域に触れ学ぶ活動は、子どもたちの自己肯定感や意欲も高め成長を支えることになると考えています。
卒業予定の上伊那出身の学生を対象に行った「ふるさとインターンシップ」。
学生がそれぞれの参加企業へ職場体験したり、先輩社会人との意見交換を行い、知らなかった地元企業の魅力を伝えます。
深刻な問題である「若者の地域離れ」。自分を活かせる就職先がないという思い込みをこの行事を通して改善し、上伊那の将来を担う人材を確保することが目的です。
学生が実際の就職活動に入る前に上伊那の企業を知ってもらう取り組みとして、上伊那出身の学生を対象に東京と名古屋の2会場で「上伊那職業研究会」を開催。
就活解禁前の学生と企業が相互の対話や本音の交流を通じて、上伊那で仕事をすることの価値を共有します。
参加企業もUターン志向の学生と出会える良い機会になっています。